生産農家・組合
Farmers
おあしす米生産組合について
「おあしす米生産組合」は、南阿蘇村でお米の無農薬栽培に取り組む農家グループです。
精米所やいろんな資材などは共用ですが、生産・保管・発送の作業は農家ごとに、しかも農家自らが行っています。
平成3年から活動を始め、現在の農家数は21名、全国1,200余りのご家庭に直送しています。
「おあしす米」の誕生は、もともとJAの青壮年部の活動がきっかけです。
昭和の後半、青壮年部で「無農薬で米を作ってみないか」という声があがり、やってみようということになりました。ただ当時は「無農薬で米ができるものか」という考えが主流でしたので、ちょっとした勇気が必要でした。(実際、有機農業には勇気が必要なのです。)
1年目は手探り状態。田んぼは草だらけ(除草剤を使わないから草取りは手作業)。収量は通常の半分と、悲惨な結果に。しかしここであきらめることなく、次への挑戦が続きました。
そして2年目。努力の甲斐あって何とか稲作らしくなり、収量も通常の8割程度にまで上がりました。
「これならいける!」と手ごたえをつかんだ生産者の次の目標は「産直」。「オリジナルの米の名前を考えよう」ということになり、旧「白水村」は水の生まれる里、それなら「オアシス」が良かろうということになりました。
その「オアシス」を基にキャッチフレーズを考えます。「おいしい・あんぜん・しんせん」、ここまでは簡単だったのですが、最後の「す」で詰まりました。「澄んだ・すごい・すばらしい・・・」無い頭を随分ひねりました。
夜更けまでかかり、やっと「すてき」に決まり、この時に「おあしす米」が誕生しました。
雄大な阿蘇の自然と水に対する感謝の気持ちと地元南阿蘇への愛が込められています。